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  観劇してきたお芝居の感想や日々の独り言などなどを書いていきます。
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1日の観劇です。

★クロムモリブデン「血が出て幸せ」
  (THEATER/TOPS@新宿)

眠れぬ森の住人たちは夜な夜な深夜のファミレスに集まってくる。
そのファミレスでは他人のウソを調理してメニューとして出している。
住人たちは自らの退屈を支払って他人のウソを消費する。

どこかしら狂った登場人物たちが噛み合わない会話を繰り広げるナンセンス世界の物語。
この世界でいう「ウソ」は「嘘」ではない。

現実に起きる残酷な出来事の数々はウソの格好のネタだ。
今日もここではないどこかで殺人だ、誘拐だ、戦争だ、災害だとせわしない。
幸せで退屈な住人たちはより刺激的なウソを求める。
酷くなる一方のネタが人々を貪欲にさせるのか?
貪欲な人々の渇いた欲望がネタより残酷にさせるのか?
世界が残酷でどうしようもない間は、人々は幸せで退屈だ。



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31日の観劇です。

★空想組曲「僕らの声の届かない場所」
  (王子小劇場@王子)

―「この絵は、まだ完成していない」―

若手の画家が集う小さなアトリエ。
その中でひと際異彩を放つ一人の画家。
彼はあふれでるイメージを「物語」としてキャンバスに描いていく。
しかしどの絵も完成させることができず、物語は結末を迎えずに放りだされる。

ある日、アトリエに一人の少女が現れる。

光を求める二人が出会い、絵は次第に完成に近づいていく。

しかしその結末は彼自身も予想しないものだった・・・




25日の観劇です。

★reset-N「閃光」
  (王子小劇場@王子)

現代、東京。

真夜中、隣に住む女が激しくドアを叩く。
劇作家は遠い国から帰ってきた。
絶望を抱えて。
閃光のような作品を希求しながら。
とめどなく愛を注ぐ女。
堕落していく二人。
奇跡の瞬間はまだ遠い。

虚構か?ノンフィクションか?
物語と並行して語られる夏井孝裕の愛と演劇の歴史。

劇作家は再生の道を見いだし、新しい光の方角へと歩いていく。

2008年、演劇ヌーヴェル・ヴァーグ宣言!




22日の観劇です。

★YANKEE STADIUM 20XX「戦国HEROES」
  (シアターサンモール@新宿御苑)

時は1582年(天正10年)。

「長篠・設楽原の合戦」で武田勝頼率いる武田軍に勝利した「信長」は「安土城」を構え、同志「家康」「秀吉」らと共に「天下統一」への夢を馳せていた。

ところが、今や敵無しと言われた「信長」の前に突如、城を持たない謎の軍勢「鬼龍軍」が現れる。
「鬼龍軍」は「信長」の領土を次々と荒らし、安土城へと向かっていた。

そして戦国武将の間で囁かれ始めた奇妙な噂。「『光』を手にした者こそ天下人と成す」。

その『光』をめぐり、語られなかった新たな戦国の歴史が動き出す。




21日の観劇です。

★青年団若手自主企画vol.39「World's Dutch」
  (アトリエ春風舎@小竹向原)

虚実の境い目は、わたしのビニールより薄い。

境目、さかいめ、が、いつも気になります。

例えば、一本線を引くだけで、そこは"中と外"になってしまったりすること。
自分の中にある感情と、それが言葉になったものの境目。
分かっていることと、分かっていないことの境目。
そんな曖昧な境界線。

今回は、私という境目が、ほんとうにゆるゆるになってしまって、頭の中、脳みそがぶよぶよと世界に広がってしまう感じの作品になると思います。

切実さを笑ってもらえたら幸いです。




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