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  観劇してきたお芝居の感想や日々の独り言などなどを書いていきます。
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31日の観劇です。

★空想組曲「僕らの声の届かない場所」
  (王子小劇場@王子)

―「この絵は、まだ完成していない」―

若手の画家が集う小さなアトリエ。
その中でひと際異彩を放つ一人の画家。
彼はあふれでるイメージを「物語」としてキャンバスに描いていく。
しかしどの絵も完成させることができず、物語は結末を迎えずに放りだされる。

ある日、アトリエに一人の少女が現れる。

光を求める二人が出会い、絵は次第に完成に近づいていく。

しかしその結末は彼自身も予想しないものだった・・・



王子小劇場・佐藤佐吉演劇祭2008参加作品。

サブタイトルに『灰色の絵本に描かれた「ものがたるものがたり」』と書かれていたが、その通りの作品でしたね。

前回の作品は奥深い良質なラブストーリー作品だったけど、今回の作品はかなりストレートなラブストーリー作品だったけど、シーンによっては、余計なセリフがあって、ストレートさをブチ壊している感じがあったのは、ちと残念だったし、主人公の二人以外の印象もちと薄かった気がしたな・・・

特にラストの長セリフ・・・あの場面では一気に押し切った方がより感動的になったと思うんだけど、長セリフのせいで、緊張感が途切れてしまった。

もう少しセリフのブラッシュアップが欲しいな・・・また言葉の使い方も気をつけて欲しかった。

絵本の中のお話で、醜い顔をしている【夜虫】は、子供たちから嫌われていた。しかし、小さな光を発見した時、「やはり一人ではなかったんだ・・・」と呟く・・・というシーンがあったんですが、この「やはり」という言葉の使い方は違うと思うだけど・・・
「やはり」って、「以前と同じ状況であるさま。事態が変わらずに続いているさま。」という意味があるから、この場合は、「今までとは違うんだ・・・」という意味がある言葉を使うのが正解だと思う。
この言葉、最後まで引っ掛かってしまったんですよ。

前回の作品の舞台美術も素敵だったんですが、今回の舞台美術は素敵でしたね。画家のアトリエが舞台となっているので、舞台美術が大きなキャンパスになっていたんですよ。独特な舞台美術、センスあるな・・・

満足度:★★★☆☆

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