【演劇】劇団６番シード

20日の観劇です。

★劇団６番シード「Voice Actor」
　　（萬劇場＠大塚）

「アフレコって･･･何ですか」

とあるアニメのアフレコ収録スタジオ。
40歳を目前に控えた中年俳優が挑む、人生初めての「声優」。

年収が億を超える超高音のカリスマ声優。
人間以外の声を専門とする職人声優。
20歳年下の若手人気声優。
奇天烈にディレクターと、ヲタクな脚本家。
中年俳優が足を踏み入れた魑魅魍魎の「アフレコ現場」。

「あの･･･もう帰ってもいいですか」

不可思議で愉快な声優の世界をギガント笑い飛ばすバックステージコメディ！

４年ぶりにこの劇団の公演を観たけど、ちとウザい処もあったけど、かなりクオリティの高い作品に仕上がっていましたね。
松本さんがやりたかったコトが浸透している作品になっていたかな・・・

「月刊松本陽一」と銘を打って、３ヵ月連続上演が良い意味で作品に反映されていた感じもしましたね。

強いて言えば、アフレコの時の声優がスクリーンを見る目線がちとバラバラな感じに見えてしまったコトと、もう少し売れっ子声優のバックボーンを見せて欲しかったな・・・
 
売れっ子声優が何故「自分のコトだけをやればいい・・・」って考える様になってしまったのか、またベテラン声優と売れっ子声優の間に、何か確執みたいなコトがあるように匂わせていたのに・・・それらが明確になっていなかったのは、ちと残念だったな・・・

でも、かなり楽しめた作品でしたよ。アフレコの現場ってあんな風なのか・・・って判ったし・・・

満足度：★★★★★