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  観劇してきたお芝居の感想や日々の独り言などなどを書いていきます。
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29日の観劇です。 

★世の中と演劇するオフィスプロジェクトM「ファイル/残置物処理班」
  (サンモールスタジオ@新宿御苑)


~主を失った住居には、彼らが必ず訪れる・・・~
 
高級住宅街に隣接する公団の一室。孤独に死に、半年間発見されずにいた住人の部屋に、“残”し“置”かれた“物”の引取り手は現れない。

行政から委託を受け、4トンロングのトラックに乗ってやってきたのは、“残置物処理班”と呼ばれる青年たち。

家具を生活用品を衣類を食品を、あるいは思い出そのものだった品物を、すっかりと廃棄するために。死者がそこで生きていた痕跡を、完全に消し去るために。

それは無感情でいなければできない仕事。だが生者は、無感情のままではいられない・・・

目の付け所は面白いと思う作品だったけど、作品の組み立てがちとバラバラな感じがしてしまったのは残念。

幾つかの残置物を撤去するシーンで構成されていたが、主となるお話とそれを取り巻くお話との時間軸が合っていなかった気がしてしまったし・・・

もう少し繋がりが見えてくる様なお話の構成にした方が良かったかも・・・

また、残置物がある部屋の荷物が整理されており、ちとキレイ過ぎた感じがしてしまった。

お話を進めて行く上で仕方が無いコトかもしれないが、男ヤモメの一人暮らしだから、汚い部屋という印象が強いので、オープニングでの撤去する部屋ぐらいは、物が散乱された部屋を実現出来たんじゃないのかな・・・

あと、残置物からその部屋の主の年齢層が見え難かったのも気になってしまった。

でも、電子レンジの中に残っていたゴハンや鍋に残っていたレトルトの親子丼の素などのネタはリアルさが感じられるシーンがあったのは良かった。

公開ゲネだったので、途中でお芝居が止まってしまうかな・・・っていう心配もあったが最後まで止まらずに上演されました。
上演中に照明の微調整はあったけど、それはご愛嬌というコトで・・・

欲を言うと・・・

今回公開ゲネに参加された人数が少数だったので、終演後、生の声を拾う様な座談会があっても良かったと思う。
演出家には嫌なコトかとは思うし、意見を出されても直せないコトはあるかもしれないが、公開ゲネをやる意味を考えると、ツタの無い意見が収集出来ると思うのだが・・・

満足度:★★★☆☆

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