【演劇】tea for two

28日の１本目の観劇です。 

★tea for two「コウエンノキマリ」
　　（「劇」小劇場＠下北沢）

その公園には昔から９つのルールがあった。
その最後にはこう書かれている。

「公園の中ではみんなとあいさつをすること」

時代は変わり、社会は変わり、 ある日、事件が起きる。
一人の少女がその公園で 見知らぬ大人に連れ去られ、殺された。

物語はここから始まる。
街の住民達は、公園のルールを見直そうと動き始めた。

時代の変化に合わせてルールを変えるのなら、社会は何をもとに変化していくのだろう。

あらすじから、奥深いお話かな・・・って思っていたんですが、実際はこのユニットの主旨となる「『喫茶店の隣の席の会話が聞こえてくる』ような距離感による、少人数の会話劇」で物語を作り上げているので、ちとライト感覚な作品でしたね。

でも、なんだが全体的に表面上しかなぞっていなかった様に感じてしまい、ちと物足りない作品に感じてしまったな・・・

公園の遊具が無くなって行くコトを語っているけど、そこで止めてしまっているし、「公園のきまり」が「コウエンノキマリ」に変わっていく過程も見えてこなかったし・・・

もう少しテーマを掘り下げて欲しかったですね。

セットを壊して組み立て直すコトによって、公園の風景を変えるアイディアは素晴らしかったのにな・・・

満足度：★★☆☆☆