【演劇】smartball

５日の２本目の観劇です。 

★smartball「"Kiss me, deadly"」
　　（王子小劇場＠王子）

舞台は湘南の一軒家。海の近く。
両親をなくした三人姉妹が暮らしている。

その、ガレージ。
そこに出入りする人間たち。長女の取引相手。近所の幼馴染。三女の彼氏たち。女ヤクザ。ジャンキー。ギタリスト。不毛な暴力とセックスとロックン・ロールがだらだら繰り返される、平穏な日常。

ちょっとした揉め事は織り込み済みだったのだが、少し、まずいことになってきて・・・

王子小劇場・佐藤佐吉演劇祭2008参加作品。

今回初見のユニットなんですが、ウォーキング・スタッフの和田憲明さんばりのアングラ的なお話、結構好みかも・・・

そこまで描写するの？って思ってしまうほどの過激な性的描写や暴力的描写と、ナチュラルな会話のギャップを楽しむ作品でしたね。でも暴力的描写はそんなに過激ではないか・・・

ただ会話がナチュラル過ぎたせいか、聞き取れ難いコトが多々あって、重要なキーワードを聞き逃し、「何故こうなるの？」と疑問を持ってしまったのは、ちと残念。

「か細い声 ＝ 聞こえなくてもいい」ではないし、セリフが聞き取り難いというのは、かなり致命傷となると思うので、その辺は考慮して欲しいですね。

オープニングのギター生演奏は素晴らしかったけど、開演前に流れている音楽が、作品に合わせて大音量のロックだったので、ちと観る前に疲れてしまったかな・・・ニュートラルな状態で観劇したいので、出来れば音量を控えて欲しかったな・・・

満足度：★★★☆☆