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  観劇してきたお芝居の感想や日々の独り言などなどを書いていきます。
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20日の観劇です。 

★黒色綺譚カナリア派「葦ノ籠~アシノカゴ~」
  (青山円形劇場@表参道)

過日の男は、大雨の昼下がり息子を失った。
気が付けば、妻も自分の傍から去って行った。

茫然自失で訪れた、河原の非人街。
男はそこで出会う「幼き男娼」を妻に、「河原乞食の婆」を息子に見違える。

 男娼と老婆は男の妄想に取り入り、エセ家族を作り上げるが、次第に妄想は狂想へと速度を増し・・・

 「眼さえ瞑れば、此処は理想の我が家」

群がる老婆達。 駆ける少年達。
幼き男娼は、男の妄想に取り入り誰の夢を見るのか?

「熱い。河原の石が焼けている。」

落ちれば浮かばぬ、河原劇。

「序説」にインパクトがあって、このまま突っ走るのかな・・・って期待したのだが、中間はいつも通りの作風だったので、ちと期待が外れた感じになってしまったけど、盛り上がりながら迎えた「終焉」は良かった。

でも中間にひと盛り上がり欲しかったな・・・

演出でワザと行っているのかもしれないが、言葉に重みが無かったせいか、コミカルな部分とドロドロな部分の調和が上手に交わっていなかった感じがしたな・・・

どうも「河原劇」になると、つか作品を思い出してしまうので、もう少し、ポイントとなるセリフに重みが欲しかったです。

セットに関しては、円形劇場をテント小屋に見立てた作りになっていたし、舞台中央の「奈落」を作り出していたのは良かったが、席の場所によっては、その良さが観られなくなってしまうんじゃないのかな・・・

また各場のタイトルを吊るしていたのだが、上演が始まると、吊るしを少し引き上げてしまって見え難くしていたのはちと残念。

その吊るしを上手に使うために、その場になった時、タイトルを照らす様な工夫が欲しかったかな・・・

満足度:★★★☆☆

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