【演劇】雷電

８日の観劇です。

★雷電「雷電甲子園」
　　（シアターサンモール＠新宿御苑）

驚愕のスーパーユニット現る。その名も…「雷電」。 雷電の舞台の特徴は「ザッピングシステム」と呼ばれる独自のスタイル。 

七日市という架空の田舎町ので巻き起こるドラマを描く・・・

今回は、定時制高校野球部を舞台にした、コメディタッチな人情劇。

１回目、２回目が、かなり面白かったので、今回も期待して観ていたんですが、ちと肩透かしを食らった感じがする作品でしたね。

いろんなキャラ立てをする上で、夜間高校を題材にした処は良かったと思うし、それなりのキャラは登場していたが、全体的に小さくまとまり過ぎた感じがしやので、もう少し、弾けても良かったんじゃないのかな・・・

隣り合った三つの部屋を三人の作家がそれぞれ描き、登場人物達が各部屋を行き交いシンクロすることで、事件が複雑に絡み合っていく「ザッピングシステム」も上手く機能されていなかったと思う。

役者の出入りなどに関しては、問題無いんですが、今回、第二話では、４つ目の部屋・ブラバンの控え室が登場し、チアの控え室と音のやり取りがあるけど、他のお話にはブラバンの音が聞こえてこない・・・

このシステムは、いろんなコトがシンクロされて、初めて面白さが出ると思うから、周りで発せられる「音」までシンクロさせてる気配りが欲しかったです。

たしか前回の公演では、この辺も気配りしていたと思ったんですが・・・

満足度：★★★☆☆